• 「猫の手貸します」

裁判で人を訴える「原告」となった。
つまり訴訟の提起をした、ということ。
「名誉棄損」の案件。
訴える相手方の被告は、
さいたま市議会議員の吉田一郎議員(北区選出)。
一部新聞報道されていることもあり、
この場で簡単に説明をしておきたい。
訴状の内容を簡単に記せば、
■吉田議員の発行した広報紙に、
■私の実名入りの記事があるが、
■それが事実と異なる記述がなされており、
■そのために私が名誉を棄損されたため、
■損害賠償と取り消し広告を求める、
というもの。
広報紙の当該部分は以下の記述だった。
■盆栽枯死を調査する正式な委員会を開こうとせず、
■「議会として記録に残さなくていい」
■「市民は新聞記事を読めば十分」
■という土井委員長(民主党・南区)の発言に抗議。
  (吉田一郎市政レポート第15号・2009年9月発行)
初めてこの文章をみた際には、目を疑った。
私の政治姿勢や言動とはかけ離れたことを、
私が発言や行動しているかのような内容となっている。
このような発言をした覚えは全くない。
事実、委員会で盆栽に関する
検査・調査を公開の場で行なった経緯は、
すでに新聞報道されている通りだ。
委員会録に公式に記録が残されているし、
全て傍聴が可能な場で行なわれた。
これは7月の枯死発覚以来、
一貫して念頭に置いてきたものだ。
吉田議員の記述は事実と全く異なっている。
これに対し、昨年から2度、
そして弁護士を通じて1度、
合計3度の訂正を求めてきたが、
いずれも拒否されてきた。
そのため今回提訴に踏み切ったものである。
できることならこんなことに
エネルギーを割かれたくない、
というのが率直な想いだ。
他にやらなければならないことはたくさんある。
しかし、提訴しなければならない
強い想いを持つにいたった。
私たちは民主主義という枠内で政治に携わっている。
最低限のマナーとして、
人や政党などの個名を記して批判するならば、
よほど事実に忠実に行なうべきだ。
もし架空の話がまかり通るならば、
間違った政治に進んでいく。
特に政治や報道に携わる者は
気をつけなければならないことだ。
民主主義の根幹をなすものであると認識しており、
私も最も気をつけている点である。
最も許し難いのは、
組織や団体に依存せずに選挙に挑戦している
私を信じて票を投じてくださった方々に、
こうした事実無根の情報を流されることで、
大きな失望の気持ちを抱かせかねない、
というところにある。
人は間違いを犯すこともあるから、
謝意とそれに基づく行動があれば、
私も訴訟を提起することまではしなかった。
しかし、一切が拒否された。
大変残念だが、以上の経緯で
損害賠償と取り消し広告を求める、
という内容の訴訟を提起したものだ。
第3者の法廷という場で
冷静に判断を下してもらうしかない。
この結果は必ず公表する。
第一回公判は6月11日10時から行なわれる予定である。


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