明治大学公共政策大学院ガバナンス研究科に、3期生として入学。
高卒の私が大学院に行くなどとは、露ほども思っていなかった。社会人向け、それも地方議員や自治体職員、民間企業の従業員などを対象とした大学院である。2008年には、何とか卒業。大学院には、青山やすし教授(元東京都副知事)に入門するつもりで入学。現在も、教授とは、親しくお付き合いさせていただき、自治体政策における示唆を与えていただいている。
毎年2回、教授とともに有志達と海外へ私的視察に出かけている。その時々のテーマを決め、現場を踏む。物事を自分の目で見ることが、いかに大切か。社会に蔓延している「常識」や「情報」を、疑ってかかることの意味を知った。
大学院の入学のきっかけは、吉田太市議(当時)に誘われたことだ。吉田議員は、2003年の任期中、自ら主導し、様々な軋轢を乗り越えて、政策条例を作り上げた。所属する政党は異なるも、その見識と勇気ある行動に一目置いていた。その吉田氏から誘われるならば、と入学を決意したものだ。
この大学院は、卒業後も効果が持続する。ここで得た体系的な知識、志ある仲間たちとのネットワークは、かけがえのないものである。