• 変わらず ブレず 前へ 未来へ。

夏から折に触れて、
私の活動に付き添ってきた
インターン学生のレポートを
下記に記します。
うまくまとまっていますので、
ご参照ください。
彼は大学3年生。
当初は公務員志望だったのが、
この間の活動を通じて、
企業への就職にも興味を抱いたようです。
★★★★★★★★
さいたま市の企業支援を調べていく中で、さいたま市テクニカルブランドに特に興味を持ちました。その理由は、市内の企業のブランド化を通じて、さいたま市の産業活性化やイメージアップを目的としている点です。産業の活性化は、企業発展や雇用創出を促し、財政の安定につながり、市民が十分な行政サービスを受けることができると考えました。しかし、いくつか疑問や質問があり、土井さんにお願いして、さいたま市の職員にヒアリングを行う機会を作ってもらいました。ヒアリングをした中で、印象に残っている質問が2つあります。
1つ目は、国や県が様々な支援をしている現状で、市が行う必要性は何かということ聞いた問いに対して、職員の方は、市民の生の声を政策に反映できるとおっしゃったことです。実際に国と県と比べて、企業の方と接する機会が多く、直接話すことでその企業について知ることができ、またどのような支援を必要としているかなどたくさんの気づきがあるそうです。そして、国・県や市の企業支援は、それぞれが代用可能な代替関係ではなく、補完関係です。そして国や県の支援事業に対して、さいたま市が市内の企業にその支援が受けられるように手助けを行っているそうです。つまり、行政の企業支援は、国・県や市によって役割が異なっており、市では実際に働く方と密接な関係であることで、生の現場の声を政策に反映できる優位性があります。
2つ目は、さいたま市テクニカルブランド事業を行ったことで、どのような成果が上がったのかという質問をしました。まだ認証が始まって間もないこととテクニカルブランド事業だけによる効果ということが確実に言えることができないため具体的な数字を挙げることができないものの、独自の研究所を所有している他の政令指定都市と比べ、予算が少ない中で同等以上の成果があるそうです。そもそも、政令市になる以前の企業支援といえば、商店街の活性化やお祭りの支援くらいだったそうです。このような状況で、企業支援を行う際に、市職員よりも専門家に任せた方が良いということで、その仕組みとしてテクニカルブランド事業を始めたそうです。
テクニカルブランド事業では、専門家が市内の企業を認証する際に、様々なアプローチから企業を調べ、認証に値する技術や将来性があるかなどを判断します。そこで、落選してしまった企業でも、専門家が独自でアフターケアを行います。その中で、ある企業が専門家に指摘されたところを改善し、再チャレンジをして認証された企業もありました。
また、認証された企業同士で交流する機会も設けてあります。交流により大企業と中小企業とが共同してプロジェクトを進行している例もあります。他にも、認証された中小企業でさいたま市による評価を受けたことで、採用希望者が増え、人材確保にも繋がっているそうです。テクニカルブランドに認証されることで、規模や業種の枠を超えた交流が可能になり、また技術のある中小企業が人材を確保しやすくなります。
今回の職員ヒアリングで、市の企業支援は、国・県の支援とは異なり、市だから可能である、企業の方と密着度の高い支援であることがわかりました。また、さいたま市テクニカルブランド事業では、大企業と中小企業が交流し、共同したプロジェクトが進んでいる例もあることを知ることができました。
今後は、さいたま市が進めている低炭素社会実現を目指した電気自動車のプロジェクトやユニバーサルデザイン(すべての人が暮らしやすいまちづくり)の実現ための福祉、交通、建築物の分野での企業間交流を促す特別枠を設けて認証することが望ましいと考えました。これにより、さいたま市の企業活性化に加えて、地球にやさしい暮らしやすいまちの実現を目指す様々なプロジェクトとのリンクすることで、さいたま市が、県内だけでなく、日本全国の市を引っ張っていける存在になると考えました。