• 「猫の手貸します」

無所属を基本とする自治体議員の研修会である、
財政自主研に参加した。
今回のテーマは、人口減少による地域への影響と、
自治体のまちづくり政策の転換。
講師の話は多岐にわたったが、主題はシンプル。
高齢者はこれからどこに行くのか。
都市は縮小できるか。
人口が減少し、高齢者が増える社会。
都市部か田舎かは問わず、大都会東京も含めて、
必ず、高齢者が増える。
そして公共施設は老朽化する。
高齢者にもお金を持っている高齢者、
選択肢を持つ市民はいい。
しかし、「難民」化する高齢者も出る。
買い物、医療、介護…
動けない、資金のない高齢者は、
「取り残される」「転がり込む」。
自治体はこうした高齢者を押しつけ合う。
そして社会資本は、老朽化時代を迎えている。
そのメンテナンスもおぼつかない。
今のやり方で正直にやれば、
驚くほどの財源が必要となる。
右肩下がりの「縮小」の時代。
この時代に突入することを、
見据えておかねばならない。
未曾有の事態だ。
より一層、オール埼玉で、
将来も俯瞰して、見ていかねばならない。
それにしても、近い将来、
想像もつかない急激な変化がくる。
各種の改革が間に合えばいいのだが。
そのために今から
相当に動いていかねばならないと思っている。