• 「猫の手貸します」

もはや、圧力といっていい。
私たちの企画している事業仕分け。
この仕分けに対し、
自民党議員の紹介による
請願書が提出されたことは先日記した。
この審査がこれから行なわれるのだが、
現在まで把握したところによると、
この審議を継続して伸ばし、
なんと「11月2日」に審査を行うための
委員会を開催させよう、
そんな意図があるようなのだ。
つまり私たちの事業仕分けの当日に、
その時間に委員会を開催し、
それをぶつけてくる、ということ。
請願の内容の審査ではなく、
それを道具として使用し、
私たちの仕分け作業にぶつけて、
作業に私たち議員が関われないようにしよう、
というやり方だ。
会派の政務調査活動に比べ、
委員会の審議は公務であり優先される。
こうして事業仕分け作業に、
関係委員会に関わっている議員が
参加できないようにしてしまおう、
そんなことらしい。
その理由は、
「(参考人として招致される)
 請願者がその日しか空いていないから」
一月も前の今から、
「その日しか空いていない」
というのはあり得ない話だ。
間違いなく意図的なものが含まれるのだろう。
この後ろ向きの思考。
何とも情けない。
こうした議会の姿勢にこそ、
市民は失望するのだ。
こうした絵を描く議員は論外だが、
それに劣らず、同調する議員たちもまた、
いかに議会の改革を阻害しているか。
まだこれからのことであり、
あくまで未確定の情報だ。
炯々なことは言えないが、
もしこのように流れていくなら、
当然に、毅然とした態度を取りたい。
会派とは政策集団。
その政策集団たるために行なうのが政務調査活動。
私たちは事業仕分けという方法を通じて
政務調査活動を行なおうと企画している。
この結果を参考にして市政に反映させることで
市民への責任ある行動をしていくことが目的だ。
事業仕分けに対し、
様々な意見なあることは承知している。
が。
このような方法で止めさせる方法をとるのではなく、
さらなる行政の監視能力を高めるべく、
自分たちも行動していけばいい。
事業仕分けという方法がふさわしくないと思うなら、
それを超える監視行動を自らしていけばいい話だ。
もしそんな決意がないなら、
少なくとも、
自ら改革に乗り出そうと行動する
私たちの邪魔だけはしないでほしい。
どんなことがあっても、
私たちは必ず11月2日に事業仕分けを実施する。
こんなことで屈したならば、
後ろ向きの議会にまた戻ってしまう。
もう時代は新しい議会像を求めている。
市民の代表機関に席を置いている、
という責任感を改めて認識し、
強い決意で臨みたい。
むしろこうした向かい風が強まれば強まるほど、
こちらも強い足取りで一歩づつ踏み出すこととなる。
市民はこのさいたま市議会の姿を、
冷静に見てくれることだろう。
この件、随時報告する。