• 変わらず ブレず 前へ 未来へ。

菅総理大臣が今後の国づくりの
モデルとして提示したスウェーデン。
この国で、総選挙が行なわれた。
この件について、
スウェーデンに30年以上在住する
親交ある方からメールが届いたので、
抜粋して紹介したい。
  ★  ★  ★
総選挙から一夜明けた。
【総括】
総選挙の結果、国会の情勢。
●右派穏健党…172人
●左派社民党・環境党…157人
●右派よりも右よりの右翼スウェーデン民主党…20人
右派の穏健党がかろうじて勝利したが、
今回の選挙でマスメディアを賑やかし邁進してきたのは、
スウェーデンデモクラシー党(スウェーデン民主党)だった。
各党がかなり接戦で大きな支持率を得た党がなく、
これからの政策実施は単一の党による独自断行はできない。
ということで政治的には面白い。
【スウェーデン民主党の躍進】
スウェーデンという国を
スウェーデン民族にとりもどそうというスローガンで、
多くのスウェーデン人の支持を得た模様。
ネオナチス党の主力人がこの党の発足人。
政治的には危険な党ということ。
3つのスローガンの内容。
●第一に移民政策(特にイスラム教徒の追い出し)
●第二に犯罪政策(警察への権力増大)
●第三に平穏な高齢者生活の保障
選挙から一日たち、
ストックホルムでスウェーデン民主党に反対するデモが起こった。
最初は20名ほどの参加者だったのが、
最終的には4000人ほどが自然参加してきたとのこと。
誰もが、不安感を抱いているようだ。
スウェーデン民主党が、
今後どのような問題児になるか興味津々だ。
私(※←情報提供くださった日本人)も移民の一人として、
決してスウェーデン民主党を野放しにはできない。
(※昨夏、スウェーデン訪問の際、土井の同行者が、
 ベトナム移民によると思われる置き引き犯罪で被害。
 移民による犯罪や雇用への影響もこの党躍進の背景のようだ)
【穏健党の今後の政権運営】
総理レインフェルト氏(穏健党)は、
スウェーデン民主党とは相互協力なしと表明。
となると新政策を推進するには、
左派の党と協力しなければ運営できない。
総理は、左派の環境党に協力を求める姿勢だが、
環境党は、まだ政権への協力の興味を示していない。
【社民党】
左派の社会民主党は、今回が一番低迷した総選挙。
国民のわずか30パーセントしか支持を得ていない。
党首のモーナ・サリーンは、かなり国民から嫌われている。
しかし、彼女は引退を考えていないと公言。
【日本が参考にすべきところ】
菅総理続投は、国際交渉ではプラスポイント。
党首交替の激しかった日本は、
国際的信頼でマイナス面が多すぎた。
菅総理は、
スウェーデン政策を手本にしているようだが、
組織化するにはよい手本になる。
例えば、税金の使い道を透明にするなど。
(※スウェーデンには納税者番号制度もある)
ただ、日本社会の背景を考慮すると、
あくまでも手本は手本であり、
そのまま導入するには問題がある。
それよりも日本人の感覚を生かした政策
(これは誇りにしてもよい)
を柔軟に実行してもらいたい。
高齢者福祉は(※政府のみで行うのではなく)、
近隣者、町などの協力で行ったらどうか。
※は土井の補足