• 「猫の手貸します」

さいたま市初の事業仕分け実施決定。
11月2日午後~夜。
さいたま共済会館にて。
主催は私の所属する会派
「民主党・無所属の会さいたま市議団」。
つまり議会による事業仕分けの実施。
さいたま市で初めての実施、
とともに、
議会勢力による実施、
という点が特筆すべき点。
議会<市長(行政)
従来の「大きな市長(行政)」「小さな議会」の、
この関係に挑戦しようというものだ。
全国では、
既に70を超える自治体で実施されているが、
ほとんどは市長をトップとする行政の発動。
議会主催は2例しかない(何れも会派主催)。
いかに議会で実施することが
困難かを物語っている。
端的にいえば、
「市長にたてつく」こととなるから。
行政職員に厳しい見直しを迫ることから、
そのトップである市長の
メンツをつぶすこととなるからだ。
しかし。
私たちは、
新市長を誕生させる側にいたにもかかわらず、
事業仕分けの実施という「波風」を、
わざわざ立てる。
市長と関係が悪くなったどころか、
今もって行政改革などについては、
協力関係にある。
しかし、私たちは市政を預かる
責任機関の一端を担っている。
この責任意識が実施の動機である。
幸いなことに、
市長は快く協力を約束してくれた。
昨年の市長選挙の応援の条件として、
「当選後の二元代表制を前提とする関係」
を約束したことを守ってくれているのだろう。
「市長、事業仕分けを実施してください」
とは、私たちは言わない。
議会の一般質問などで、
この手の質問することは、
結局、「行政」に「実施」をお願いすることだ。
議会は決定機関だ。
自分たちで行政改革を実施すればいい。
私たちは、いよいよ、
何でも行政に任せればいい、
お願いすればいい、
という従来型の議会像を卒業する。
11月2日、ご注目いただきたい。