• 変わらず ブレず 前へ 未来へ。

現在、午前3時過ぎ。
参議院選挙の大勢が判明したので、
ここでその結果に対する私の思いを記しておきたい。
まず総括的な結果について。
今回の選挙。
昨年誕生した民主党政権への、
信任を問う選挙だったと言えるだろう。
国民が下した判断は「警告」。
民主政権へのこれまでの運営や菅新政権に対して、
警告を発している、と読める。
自民党の一人区での圧倒的な勝利や、
みんなの党の二桁の議席獲得の結果は、
この裏返しの現象だと言えるだろう。
次に、個別政党について。
民主党。
今回、厳しい審判を下されたとして、
そもそもが、どんな期待を背負っていたのか。
昨夏に国民が民主党政権の誕生に
期待したことは何だろう。
古い政治の退場と新しい政治への挑戦。
これを期待したのではないか。
古い政治の象徴である「自民党」を退場させた。
国民はこぞってその勝利に大きな期待を寄せた。
政権の蓋を開けてみればどうだったのか。
事業仕分けは、これまでの政治と行政の関係を
大きく変えるきっかけとなるもので、
民主党政権の看板である。
社会保障や環境など、
様々な分野で新規の流れを作ろうと
努力している点も率直に認めたい。
しかし、それらを覆い隠すかのような
度重なる混乱やあいまいな態度、そして自民党化。
もどかしい思いを蓄積させてきた。
小沢前幹事長による政治と金の問題。
組織型選挙への過度なシフト。
鳩山前首相の安易な発言による混乱。
郵政や沖縄の問題をはじめ、
選挙前の言動と、政権交代後の、
これまでの政権運営のギャップが大きすぎた。
突然の鳩山前首相の退陣により誕生した菅政権。
発足時には期待値がグンと伸びた。
これまでの停滞を振り払ってくれるのではないか…
「事業仕分け」を前面に出した
人材登用に期待が集まったものの。
選挙直前に菅新総理から出た言葉は衝撃的だった。
「消費税10%増税」発言。
財務省の手のひらに乗った、と批判された。
財務省こそコントロール
しなければならない相手なのに。
この発言はこれまでの政権運営を象徴していた。
これが決定的な意味をもたらしたことは
言うまでもないだろう。
結局、昨夏のマニフェストの検証がなされないまま、
大幅に内容を変更させた参議院でのマニフェスト提示、
という消極的な姿勢。
私も、昨夏の民主党政権の誕生を、
期待を込めて応援した一人だ。
もっと誠実な説明がほしかった。
次の衆議院選挙まで、
しばらく民主党の政権は続く。
今回の結果を教訓とし、
事業仕分けなど、いい面はよりスピードを上げ、
反省すべき点を見直して再スタートを切るべきだ。
そうでなければ国民から信頼を失っていくだろう。
自民党。
今回「躍進した」と言われたが、
私はそうは思わない。
多くは、「民主党政権の不甲斐無さ」への投票であり、
自民党を積極的に勝たせたものではない。
そう考えている。
古い政治に戻ることは避けたい。
明るい材料は、
自民党の若手がこぞって
「今回の選挙は自民党が評価されたわけではない」
と謙虚に受け止めていた点だ。
解党的な改革を進めれば、
国民の信頼を取り戻す存在となるだろう。
数に物を言わせて、
古い手法での参議院の運営に走れば、
たちまち厳しい向かい風となるだろう。
みんなの党。
今回、奇跡的躍進を果たした。
私にとっては手をたたくほどの結果だった。
組織・団体に依然しない中、
徒手空拳、アジェンダと志で挑戦した選挙であった。
私の接してきた各候補者も、
どこかにそうした覚悟を感じさせるものがあった。
そうした姿勢に共鳴し、
私も、ささやかながらマイクを握らせていただいた。
ただし。
あくまで、今回の躍進は、
国民の「期待」によるもの。
ある意味では、この期待は
今後の国会における姿勢によって
上がったり下がったりするだろう。
これまでの筋道からいって、
安易な妥協はしないだろうし、
これからしばらくの国会運営や
国政の政局のキャスチングボートに
位置することは間違いないだろう。
期待したい。
最後になるが、今後の話。
言うまでもなく、
今、日本は重要な局面にある。
財政の問題は待ったなし。
経済成長の機会を逃せば、
雇用の深刻な問題になりかねない。
私はみんなの党の政策の動向に注目している。
●増税の前にやるべきことがある。
 (政治・行政の徹底した改革)
●何より経済成長のための具体策に
 踏み出さねばならない。
今後の国会においては、
これらの点を中心に、
今後の日本の進路を見据えて
建設的に議論することを注視したい。