• 「猫の手貸します」

本日午後、仙台市議会を視察。現在さいたま市議会で議論を積み重ねている「議決事件の拡大」、つまり議会の権限の拡大に関する調査をする目的である。自治法96条第2項を活用し、行政計画や姉妹都市などを議決案件とし、行政への監視枠を拡大するというもの。仙台市では、平成16年に条例を制定・施行。半年間の準備を経ての制定だった。内容はシンプルに3項目。「総合進行計画の基本計画」「環境基本計画」「姉妹・友好都市」である。これまでは特に使用していないそうだが、来年2月議会で2つの計画の議決を控えているという。特筆すべきは、議決対象を厳選している点と、「環境基本計画」を議決要件に入れている点。古くから「杜(もり)の都」と呼ばれる自然環境を保全してきている。これを議決案件としたものであり、地域特性を重視する議会の意志を感じさせるものだ。


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