• 「猫の手貸します」

都内のある自治体職員と懇親の機会を得た。

改革意欲と責任意識にあふれる方々で、
有意義な時間となった。

国をあげて行なわれ事業仕分け。
その自治体でも
議会サイドから実施の提案が出ているそうだ。

ただ、テレビ画面の印象が相当に強いらしく、
話を聞いてもらえない言語道断的な側面を
心配していた。

私は、自ら仕分け人になった経験から、
●確かに乱暴な場面もあったが、一部分だ。
●トータルで作業を見ると、
 最後にまとめる人がいたりして、
 有意義な議論がなされている。
●仕分け作業とは、確かに素人が仕分けしているが、
 決定作業をしているものではなく、
 政治:行政の場で決定するための選択肢を与えているものだ。
●説明者の資質によって
 事業の存続の可否が分かれることもあるだろう。
といったことを話した。

その方々は、
実際に研修などで
経験してみる方向性を示唆していた。

公務員の中にも、志を持ち、
この時代の閉塞感を打ち破ろう、
という姿勢を持つ方々がいることを
改めて実感した次第だ。

さて。

この懇親で印象に残った話を記して終わりたい。

■メンタルヘルス急増傾向続く

精神的に病んでしまう人は、役所内部でも相当増えている。その人の資質という面もあるが、どうもコミュニケーションの機会の欠如から生じているのではないかと思われる。パソコンを前に黙々と仕事をする時間が続く。あまりに仕事が忙しく、また時代も変わり、仕事帰りに飲ミ二ケーションに行く機会は断然減っている。一つの職場に一人はコミュニケーションに長けた人がいないと、ますます病む人が増える可能性がある。カウンセリングの機会はあっても、ほとんど利用されていない。機能していないようだ。カウンセリングに行けるような人は、まだ自分を見つめることができるので、むしろ大丈夫だ。若い人たちは、挫折経験がなく、怒られ慣れもしていない。ある役所では職員がメンタルで不安定な状況となり、その対応に当たった上司がさらに混乱してメンタルヘルスの必要ある立場となってしまった。今後、このように組織そのものが仕事ができない事態も、出てくるかも知れない。働き方から考えていかなければならない。

■民間人採用

民間人を採用すれば、役所でそのまま即戦力で仕事ができるというわけではない。民間の会社と役所の論理は異なっているため、民間人の強みは、そのまま発揮されない可能性がある。民間人は行政職員を効率面などで厳しい目で見ているし、行政職員は公益の論理で仕事をしている。相当な工夫が必要だ。

以上。

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12月9日

●早朝、事務作業など
●午前、議会にて事務作業など
●〜午後、見沼田圃特別委員会(参考人の話を聞く)
●議会にて事務業など
●夕、会派会議
●夜〜、記者との懇談

12月10日

●早朝、事務作業など
●午前、政務調査費関係の打ち合わせ
●駅前広告物について担当からのヒアリング
●午後、議会にて事務作業など
●夜、議会関係の作業など

12月11日

●早朝〜午前、自宅にて事務作業など
●午後、道場クリスマス会準備
●夜、公務員との懇親