• 「猫の手貸します」

本日、エファップジャポンというファッション業界の広報の担い手を養成する専門学校で講義をさせていただきました。毎年、年に1〜2回、お邪魔するもので、20代半ばの若手達との交流で刺激を受けています。

今回は、今、新政権誕生後、一種の流行り現象の起きている「事業仕分け」を題材に、その意義や進め方を話をし、なおかつ、それだけでは理解が進まないと思い、実践として、実際の事業(成人式・シティマラソン・六日町山の家)を仕分けてもらいました。

こうした行政の仕事には、ほとんど接したことのない生徒たちばかりでしたが、いやはや、なかなかどうして、結構的確な判断や明快な意見が次々に飛び出し、あっという間に終了してしまいました。中には、実際の仕分け作業を傍聴してみたい、という若手もいました。

ところ変わって先日訪問した富士見市での事業仕分けには、無作為抽出の市民が参加し、その感想では、「ぜひまた実施してほしい」との声が多数を占めました。

私が思うに、市民は知りたがっているのではないか。そして意見を言いたがっているのではないか。両者の仕分け作業に対する姿勢から、そんなことを考えたしだいです。つまり、議会・行政の説明力や、判断力が厳しく問われる時代にすでになっている、そんなふうに考えたものです。