• 変わらず ブレず 前へ 未来へ。

選挙分析には、
生徒である我々議員にも定評のある
明大大学院、井田正道先生の特別講義。

井田先生は、
各種の具体的なデータに基づいた分析をされ、
はっきりとものをおっしゃる。
わかりやすく説得力のある講義。

今回は先の衆議院議員選挙の分析をされたので、
その報告を以下に。

       ★

●民主の得票率は前回比で9ポイント増
 共産党の候補擁立自粛で実質的には7ポイントだろう。
 しかし議席率は前回比56ポイント増

●小選挙区の激変効果

●今回の民主党圧勝の要因は、
 「風」ではなく、「無党派層」でもなく、
 「自民党支持層」の投票行動による。
●茨城6区:「医師会+郵政」の自民支持層が
民主党支持に回った

■■■投票行動の理論■■■
①政党支持
②争点投票(ベトナム・消費税)
③業績投票(安倍以降の政権の制作の評価)←今回はこれ★★★
④個人投票(イギリス:保守党→労働党)

アメリカはそれほど議席変動はない。
現職の利益誘導力で現職有利(パーソナルボード)
引退時に政党の移動があるだけで、ほとんど現職優位。

これまで自民党が強かったのは、
「個人投票」の効果。

野党はどの政党にいてもいい。
これまで民主党がまとまってきたのは、
野党だったから。

■■■自民大敗の遠因■■■

●小選挙区制
小選挙区は自民党を倒すためにできた。

後援会型の選挙は小選挙区では乗り越えられない。
地盤・看板・鞄がなくとも当選できる。
政党の風で当選できる。

これまで政党助成金
自民160億円
民主110億円
※野党もそれなりに収入がある。

政党助成金は税金を原資とする。
だから、民主は国有政党、という話もある。
逆に、共産は国民の寄付で成り立つ。

●ネガティブキャンペーン
自民党のキャンペーンはひどかった。
戦術的にどうだったのか。
これまでは野党の専売特許であり、
ネガティブキャンペーンがむしろ野党を弱くしていた。

●冷戦構造の崩壊

●公明党との連立
足腰が弱くなった。
社会の変化
近隣などのつきあいが希薄化。
自民の強みは「縁」
これが崩壊した。
自民党の基礎力が弱くなった。

明日がよくなる時代・・・与党に有利
    ↓
明日への不安の時代・・・与党不利(増税ほか)

■■■自民大敗の近因■■■

●リーマンショック
自民支持率が麻生就任後あがったが
いつ選挙に踏み出しても負けていただろう
●麻生不人気
●安倍・福田投げだし
●人気主義の総裁選び
●共産の候補者減
●小泉構造改革

この選挙の結果をどう見るか。

実は、民主はこの2年間、支持率変わらず。
ここから考えると、
単なる「風」ではなく、
「政権を変えよう」というトレンドだといえる。

↑以上、メモで取りとめもないものとなってしまいました…