「今年は『裁判員制度』と『政権交代』の
歴史的な年だったと思うのです」
とある人は言った。
私は、これに「消費者庁の発足」を加え、
「民」に関する歴史的な年、
と位置付けたい。
賛否両論の中でスタートした裁判員制度。
無作為抽出で選ばれる国民が
司法に参加し判決を下す立場に立つ。
国民の良識が試される。
民主党の圧勝で実現した政権交代。
最大の注目は「官僚主導政治」の打破。
民を基盤とした政治家に基盤を置く
内閣が主導する政治の実現が期待される。
9月1日に準備不足ながらにスタートした消費者庁。
縦割りで企業寄りと言われてきた
行政の在り方を根本的に変える。
消費者の立場に立った画期的な官庁が実現。
これまでも日本の国は民主主義を採用してきた。
民主主義とは「民」が主権者である。
王様や将軍様、教祖様が治める政治体制ではない。
しかし、民が担ってきたという実感が薄い。
民も「依存」し、「任せて」きた。
行政に任せてきた。
この体質がいよいよ変わる。
そんなことを実感させる上記の3つの事柄。
民が主権者になるということは、
決して楽になることを意味しているのではない。
むしろ、
義務を自ら引き受けなければならない。
責任を負わなければならない。
重たいものを背負うこととなる。
それでも。
自分で決定すること。
そして自分で責任を負うこと。
これこそ自己実現の最たるもので、
これを喜んで受け止めたいものだ。
本当の日本の民主主義の夜明けを実感する年。
今年はそんなふうに歴史に記録されるのではないか。
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9月4日
●早朝〜午前、議会関係調査など
●午後、市民生活委員会正副委員長打ち合わせ
●議会にて9月議会準備
●夜、明大大学院 井田先生特別授業「衆議院選挙結果分析」
●井田先生を囲んで懇親
●市民との懇親
9月5日
●午前、議会関係調査など
●午後、市民と市政に関する懇談
●夜、議会に関する調査など
9月6日
●終日、議会に関する調査など