• 変わらず ブレず 前へ 未来へ。

「もう本当に大変な状況です」

昨日お会いした業者の方に聞いた言葉だ。
実感がこもった一言だった。

実際の声やメディアを通じて、
何度この言葉を聞いただろうか。

誠実に働いている。
けっして努力を怠っているわけではない。
しかし、どうにも努力のしようがない。
先が見えない…。

市内で事業を営む業者の多くが、
同じ思いで過ごしていることだろう。

話をしたその業者の方は、
続けてこんなことを言っていた。

「地元の業者が優先的な支援を
 受けられるようになればありがたい」

競争を旨とする入札制度下で、
改革を進めれば進めるほど、
疲弊している現実もある。

公正な競争がないがしろにされてはならない。
市場における原則として、
競争をして成長をすることが大前提だ。
つまり行政依存の競争は好ましくはない。

ただ、この経済状況下である。

公正な競争と同時並行という前提に立ちつつも、
さいたま市内の「雇用の確保」や
「地域経済の激変緩和」の観点から、
地元の業者への支援策は、
必要であろうと考えている。

もう一つ。

業者の方はこんなことも言っていた。

「行政を何とかしてほしい」

行政改革への強い意向である。

民間は大変な思いをしているのに、
行政職員は成果も上げていないのに、
安定した給料を得ている、と。

「退職金までもらっている」
との言葉は一層強く大きくなった。

私は行政職員を身近に見ている立場である。

厳しい目で監視してきたという自負があるが、
決して行政職員が怠けているわけではない。

それどころか、
大幅な定数削減にもかかわらず、
市民ニーズは以前にも増して増加する中で、
一人当たりの仕事量は限界値を
超えつつある状況を知っている。

ただし。

その仕事が果たして必要なのかどうか。
有効な仕事をしてるのか。
その仕事を通じて
課題解決の成果を上げているのか。

この点が問われているのだろう。

必死な思いをして支払っている税金。

その使用にあたり
事業が行政が行なうものとしては、
ふさわしくなかったり、
成果が上がっていなかったり。
また、そのように見えていたり。

ここに納税者の
失望感や行政への批判の温床が
あるように思えてならない。

では行政は「無駄な仕事」を
行なっているのだろうか。

誤解を恐れずに言えば、
行政の仕事はすべてにおいて、
多かれ少なかれ、
必ず市民ニーズに基づくものである。

だから「無駄な仕事」というのは、
実際には妥当な言い方ではないだろう。
すべての人に照らして、無駄な仕事はない。

誰かにとって、
ある仕事は必要とされている。

だから無駄なものを切る、
というのではなく、
必要なものを選ぶ、
という発想が大切だ。

優先度の低いものは、
廃止をするなり取りやめるなりすることである。

ここで必要なのが「行政改革」だ。
選択と集中を前提とする
「政治主導」の行政改革である。

行政職員は自らの仕事を
所与のものとして継続しようとする。
これは決して怠惰なだけではなく、
その仕事を大切にしようとしている、
という面もある。

そもそも行政は政治家の
決めたことに従って動くのが原則だ。

だから選挙で選ばれた政治家だけが、
市民と向き合い、
行政を通じて行なっている
仕事を選択できる立場に立つのだ。

行政への批判は、一義的には、
行政府の長である「市長」、
常設の行政改革機関である「議会」の責任である。

つまり政治家が批判されているのだ。
私も批判の対象の一人だと認識している。

まずは、さいたま市という大局を見ていきたい。

「いい仕事」をどう選んでいくか、
どれだけいい仕事を
行政職員を通じて
実施することができるか。
そして成果を上げるか。

結果を出していかなければならない。

経済が混とんとし、
まだ先が見えない。

今後を展望すれば、
高度成長のような時代は望めないだろう。

先述の業者の方のような声は、
ますます高まるだろうことが予想される。

行政批判の本質は、
行政にいい仕事に特化してほしいということ。
そして行政職員の仕事を選択する権限を持つ
政治家の資質や姿勢が問われている、
ということ。
この点だと私は理解している。

       ★

3月21日

●午前〜午後、自宅にて、臨時議会準備など
●夜、明大大学院ガバナンスサロン
 …「議員提案の政策条例」
  牧瀬稔先生(地域開発研究所)
●牧瀬先生を囲んでの懇親
●明大大学院関係者との懇親

3月22日

●早朝、南区版レポート原稿作成
●午前〜夜、東京マラソン応援会
●夜、自宅にて臨時議会準備

3月23日

●早朝、自宅にて臨時議会準備
●午前、会派会議
●臨時議会・本会議
●保健福祉委員会・傍聴
●午前〜午後、予算委員会
 …土井は賛成討論
●昼、会派事務打ち合わせ
●本会議
 …補正予算案に「賛成」
●議会にて、事務作業
●業者との打ち合わせ
●夜、市民らとの懇親

※臨時議会については、
 後ほど報告します。