• 「猫の手貸します」

『おくりびと』をみた。

もともと見たいと思いつつ、
予算委員会などの準備があり、
なかなか機会がつくれなかった。

いい映画は、やはり映画館で見ること。

それを実感させてくれた。
「困ったことに」。
(映画をご覧になった方はわかりますね)

映画館に行く、
ということは消費者の一人として、
その映画に票を投じること。

まさに評価に値する、
記憶に残ると思われる映画だ。

映画界最高峰の評価である米国アカデミー賞。
その外国語映画賞を獲得した作品。

私の性格として、
前評価の高い映画は、
鑑賞後、得てして
「それほどでないなあ」となり易い。

つまり、その評価に伴っていないと、
少し「しらけて」しまうところがある。

そんな私でも返り討ちを喰らわせられ、
スゴスゴと帰途についたのでありました。

納棺師の仕事を中心に、
「死」にまつわる様々な側面が描き出される。

これを山形の美しい景観と、
チェロのやさしい音楽を背景に描く。

死から「生」「絆」が導き出されていた。

死は、必ずすべての人に訪れる。

なのになぜ死は、
「突然やってくる(と思ってしまう)」のか。

なぜそれまで引出しの奥深くに、
しまわれてしまうのか。

もっと死を日常化していかなければ
ならないのかもしれない。

「死は門だ」
火葬場の守衛さんが言う。

死は終わりではなく、
次の場所へ行くための通り抜ける門、
という意味である。

「ご苦労さん」
「また会おう」
と続く言葉にさらに重みが増した。

年末に訪問した佐久病院では、
地域医療の先端を走る医師から
「死は人生の集大成」という話も聞いた。

すべての人が、
「おくりびと」であり「おくられびと」となる。

身近なものなのだ。

成熟社会に入って久しい日本社会。

死の捉え方を見直す作業が始まっている。
その象徴こそ、
この映画なのだと思う。

まだ映画館で上映されている。
観ていない方には、
ぜひご自分の目で映画館で観ていただきたい。

あ、ハンカチを忘れずに。

トメドなく流れてくるのは、
感動の涙か、
それとも花粉症関連の液体か…

私は忘れたためにエライ目に遭いました。

       ★

3月3日

●早朝、自宅にて予算委準備など
●午前、議会にて予算委準備など
●午前〜午後、予算委
●夕、会派内予算委会議
●夜、市議らとの懇親

3月4日

●午前、議会にて予算委準備など
●総括質疑通告書提出
●総括質疑について職員ヒアリング
●午後、自立支援施設「クリの家」サポーター発足式
●議会にて事務作業
●夜、地元の方のお通夜に列席

3月5日

●早朝、自宅にて予算委準備など
●午前、防災課ヒアリング「改定地域防災計画」ほか
●午後、会派会議
●総括質疑ヒアリング
●夜、国会議員秘書らとの懇親

3月6日

●早朝、自宅にて予算委準備など
●午前、議会にて予算委準備など
●午前〜午後、予算委「総括質疑・討論・採決」
 …当初予算では土井は総括質疑
  補正予算では「定額給付金」を含む
●夕、行政改革特別委員会打ち合わせ

3月7日

●午前〜午後、自宅にて事務作業など
●夜、明大校友会オフ会
●道場関係者との懇親・打ち合わせ

3月8日

●午前、自宅にて事務作業など
●午後、佐久市へ
 …①市議候補:大井岳夫さん総決起大会参加
  ②市長候補:柳田清二さん政策説明会参加
●夜、さいたまに戻り、市議との懇親

3月9日

●自宅にて、事務作業など
●夜、映画『おくりびと』鑑賞