師走。
師が走る、とはよくいったもので、
まあ、せわしないこと。
車に乗っていると、
急ブレーキ音がそこかしこで
聞こえるような雰囲気である。
事故に遭わないよう気をつけなければ。
かくいう私も
この年の瀬は、何かと所用が立て込んでいる。
まあ、例年と同様だが…。
年末には「佐久病院」を訪問する予定だ。
病院名を聞いて
イメージの浮かぶ方も少なくないだろう。
人気番組だったNHK「プロジェクトX」でも、
取り上げられたことがある。
故・若月俊一。
若き日に革命運動に情熱をもやし、
「転向」して長野の田舎に医師として赴任した。
以来、地域医療のモデルとも、
見本ともいえる分野を切り開いていった偉人である。
医師や看護師が演じる「農村演劇」を通じて、
農民に予防の大切さを訴え、
その予防を実践するために「出張診療」を行なった。
若月はその著書で言う(『村で病気とたたかう』)。
正しい理論が、どうして運動として大きな発展を遂げられな かったのだろうか。(中略)最も根本的な要因は、私にいわせ れば、運動が民衆と結びつかなかったからではなかったか。ど んな正しい理論も、それが民衆と結びつかなければ物質的な力 とはなりえないのだ。(中略)結局民衆の自覚しかない。
この若月を中心にして、
地域医療の拠点となったのが、
佐久病院である。
この病院も今、
例外なく転換期に差し掛かっている。
その医療再生への取組みについて、
関係者から話を聞くのが、
訪問の最大の理由である。
訪問する際には、
生涯を民衆に捧げた偉大な人物に敬意を表し、
目礼をささげたい、と思う。
参考までに関係著作を少々…
『村で病気とたたかう』若月俊一 岩波新書
『信州に上医あり-若月俊一と佐久病院-』
南木佳士 岩波新書
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●午前、自宅にて事務作業など
●市の実態調査に関し業者との打ち合わせ
●午後、議会にて事務作業など
●選挙管理委員会へ看板の届け出、証票受取
●明大大学院・関係者との夕食会
●明大大学院・授業 青山先生
国土交通用自動車交通局・星さんの講義
…電気自動車など低公害車の促進策など。
●明大大学院関係者との懇親
…医療についてなど