6月25日は私の所属している総合政策委員会は無し。
保健福祉常任委員会で
「健康科学研究センター」を視察すると聞き、
オブザーバーとして参加させていただいた。
センターは、
●保健科学課…感染症などの情報収集・解析など
●生活科学課…食品や害虫などの検査など
●環境科学課…大気汚染や騒音、水質の検査など
で構成されている。
1・2階に保健所があり、
その3・4階が当センターとなる。
視察では、主に3・4階の各研究室を
見せていただいた。
兼ねてから関心のあった
「新型インフルエンザ」について、
取り組みなどをお聞きすることができた。
H19.11月:マニュアルを作成。
現在も国立感染症研究所などと連携をとり
情報収集に努めている。
もし「H5N1」のウィルスが出てしまった場合、
「一週間が勝負」という。
出た場合には、
誰がどのような判断をするか、
それにかかっているという。
つまりすばやい判断ができるかどうか、
その決断のための情報が
できる限り収集できているかどうか、
その判断を下させる責任者がいるかどうか、
で社会に対する影響が異なってくるとのことである。
もし出てしまったら、
住民は「家から一歩も出ないのが一番」。
いずれにしても、
●さいたま市の行政は
最先端の問題意識を持って取り組んでいること
●新型インフルエンザの
社会的に対する脅威が裏付けられたこと
を確認した。
ところで、冒頭の委員への挨拶で所長が語った。
「平成19年4月にできたばかりの施設です。
若い職員が多い。
それぞれ研修に赴き、
人脈を築いてきました。
何より人をどう育てるかだと考えています」
という趣旨の話である。
こうした議員への挨拶とは、
通常、社会事例の常套句で終わるものだが、
当センターの所長の挨拶は
強い意気込みが込められており、
このセンターの責任意識を強く感じた。