• 「猫の手貸します」

今、さいたま市議会は、
「革命」といえるほどの改革の渦中にある。

「議会は二元代表制の一翼を担う機関だ」
「行政職員との事前のやり取りはやめよう」
「政務調査費で食費を支出してはならない」…

議会に足を運ぶと、
こんな意見が誰彼なく、
議員同士の口から飛び出してくる毎日だ。

これは数年前には
ほとんど見られなかった
光景であると言っていい。
あまりに急激な変化に驚くばかりだ。

まさに「時代の要請」として、
社会自体の大きな変化が、
議会をも変化の渦に
巻き込もうとしているのだろう。

もちろん私はこのような議会像を志向して
「機能する議会へ」と打ち立てて来ているから、
この流れは大歓迎である。

さりとて私の問題意識も、
最初に当選した1999年の時から、
明確なものがあったわけではなかった。

自らの考えを議会で主張していくことを
最大の目的としていた浦和時代。

そして議員が自らの身を削るなど、
議員自身の待遇・姿勢を問題にしていた
2003年からの4年間。

議員経験を積み重ねる中で、
議会の抱えている最大の課題を、
実感するようになってきた。

それは「行政のお世話になる議会」である。

長らく「議会が決定している」とされてきた
自治体の物事の決定の仕組みだが、
ほとんどは行政の作成した内容を
議会が追認していた。

こうした事実を痛感した時。
他の議員のことや
議会全体へ批判の矛先を向けるよりも、
まずは自分自身が一議員として、
そうした問題意識に耐えうるだけの
能力・実力を兼ね備えているだろうか、
との自問自答を繰り返すようになった。

こんな経緯を経て、
前任期の4年間を過ごし、
そして昨年4月の選挙を経て、
再びチャンスをいただいた。

ここでは「機能する議会」に向けてしっかりやれ、
とのお墨付きをいただいたものと私は受け止めている。

昨年5月より、
その任期がスタートし、
現在に至るまで、
改革の流れは一気に加速度を増している。

回避すべきは、
改革の名の下に、
外側の装飾だけに終始することである。
実質的に変化しなければならない。

そのためには何より議員自身が、
議会の主体性を確立する方向性に認識を強く持ち、
それに対応するため、
見識や能力を身に着けるための
不断の努力を積み重ねなければならない。

まずは自分から、
と地道に愚徹に進みたいと思う。

       ★

6月3日(火)

●終日、自宅にて事務作業など

6月4日(水)

●行革特別委打ち合わせ
●議会にて事務作業など
●業者との懇談・懇親

6月5日(木)

●議会にて事務作業など
●議会基本条例(案)の論点整理
●自宅にて事務作業など