• 「猫の手貸します」

9月6日(木)

台風が近づいている。
雨風が次第に強くなる。

子どものころは、
こうした天気になると、
しばしば停電した記憶がある。

最近停電が少なくなったのは、
技術革新が進んだことだそうな。

くれぐれも犠牲者が出ないことを祈りたい。

■午前
▼資料整理など
体調おもわしくなく、
静養しながら議会関係資料に目を通す。

■午後
▼大宮駅東口まちづくりの現状についてヒアリング
さいたま市の大宮駅東口事務所に行き、
現状を聞いた。
ある方から現在の状況を聞かれたことをきっかけにしたもの。

大宮駅は、言うまでも無く、
市内でも最も大きなターミナル駅である。

高島屋や中央デパートなどが次々に建設されたのが、
昭和40年代だという。

現在の街並みの基礎はこのころできた。

そして現在。
政令指定都市さいたま市の玄関口としては、
雑多な印象が否めない駅周辺。

「エキナカ」といわれる駅構内にできた商店街の躍進に、
周辺商店街が危機感を募らせている現状も、
変化を求めるニーズとなっている。

この状況を再開発の手法により改善しようとして、
再開発の都市計画決定がなされていた。

しかし、住民合意は進まず、
計画が進まないため、
一端は都市計画を廃止することになった。

1983(S58)年 都市計画決定
2004(H16)年 都市計画決定廃止

ただ、この流れを止めるわけではない。
廃止の少し前の時期に、
「大宮駅東口都市再生プラン」の策定作業が進められた。

2001(H13)年 ブラン検討委員会
2002(H14)年 プラン策定

現在はこのプランが、
この地域の将来のあり方を示すものとなっている。 

しかし、プランの終了期間が定められていない。
つまりこの地域の合意形成には、
めどが立っていないのが現状であり、
どのくらいの期間がかかるのかは未知数である。

まず、行政でできる範囲は徐々に進められていく。
そして、住民合意ができた場所から随時進められていく、
そんなプロセスを歩むこととなりそうだ。

さいたま市HP 大宮駅東口まちづくり

この地域のまちづくりの難しさは、
以下のような点にある。

●行政に対する不信感
●再開発ビル建設など大規模開発への批判
●土地所有者・建物の所有者・借家人など
 利害関係者が入り組んでおり合意形成が困難

こうした課題への解決は、

●関係者の機運の高まりを待つ
●著名な建築デザイナーなどと連携して稀有な地域を構想する
●政治が主導していく

などの方法が考えられるだろう。