• 「猫の手貸します」

8月7日

▼無所属の会・視察(横浜市)
・横浜会議
・区行政
・情報政策
・コールセンター
・副知事との懇親

横浜市の各担当職員に話を聞く。

もっとも印象に残ったのは、
区行政の担当者が、
「今、走っているという感じです」と力強く言った点。
当然、体の疲れはあるものの、
前向きに取り組んでいるという。

横浜市には、区長や係長職について、
職員の公募制度がある。
自ら手を上げ、
そのための自分の考えを示して配置されれば、
自らの示したマニフェストに従ってもくもくと仕事をする制度だ。
職員のやる気を引き出す仕組みだそうで、
この制度も先の職員の発言を引き出すような
雰囲気作りに一役買っているようだ。

横浜会議や区長の公募制など、
横浜ならではの取り組みは注目に値するものだった。

夜、阿部副知事と懇親の機会を持つことができた。
忙しい中、駆けつけていただいたのだが、
その言葉の端々に、
現状に安住しない姿勢を汲み取ることができた。
横浜市からの温暖化対策など勧めていくことを念頭においている。
有意義な120分だった。

8月8日

▼無所属の会・視察(横須賀市)
・情報政策

横須賀市の担当職員から話を聞いた。

情報政策については、
横須賀は先駆的な取り組みをしてきた。
その横須賀において、
「情報政策課の職員に求められる資質は、
 ITの技術(プログラム作成など)よりも、
 コミュニケーションをとったり
 交渉をしたりすることになってきた」
と職員は語っていた。

HPの内容にしても、
地図に落とす作業を、
商工会議所や医師会の協力の下で進めているが、
これらの内容を充実するためには、
当事者との交渉や情報を引き出す力が欠かせない。
内容の充実を常に意識しているからこそ、
こうした流れとなってきたのだろう。

8月9日

▼道場
この日の稽古は、ともかく暑かった、熱かった。
高温多湿の環境では、熱射病の危険が高まる。

水分がなくなり、
熱を外に出す機能が弱ることで、
体内に熱が必要以上に滞留することから熱射病となる。
命を落とす人が後を立たないことは、
連日の報道に見られるとおりだ。
頭痛やのどの極度の渇き、だるさがあったら
熱射病を疑う必要がある。

その症状になったら(誰かがなったら)、
まずは涼しいところに横にして、
首の頚動脈や脇の下、太もものリンパを冷やすこと。
何はともあれ、救急車を呼んだほうがいいと専門家は言っていた。
また、水やスポーツドリンクを飲むことも必要だ。
今は「根性」の時代ではないのである。
大事に至る前に小まめに水分補給を。

8月10日

▼無所属の会・会議
政務調査費の使途基準などについて。

無所属の会では、
かなり厳しいルールを含め提案をしてきたが、
議会内での議論は必ずしも前向きにに進んでいるわけではない。

ただ、さいたま市議会では、
第3者に委託し、政務調査費の精査をする方向性を明確にした。
何もしていないわけではなく、過渡期なのだと理解している。
その先には、透明性を確保するため、
一円以上の領収書の添付などがルール化されていくだろう。
民間は税務署に対し、一円以上を提出している。
議員も当然同等の条件が必要だと考えている。

領収書をすべて添付すること、
使途は会派の活動、市政に関する項目に限ること、
飲食費には使用しないこと、
などが私たち無所属の会の主張だ。

議会での共通認識とならなければ、
私たちは引き続き、
自らのルールとして内規を定め、
自らには厳しい運用をしていくという姿勢でいる。

政務調査費は、
議員が調査・研究活動をする上で、
無くてはならないものだと考えている。
行政に対し、主導権を発揮する上では
なくてはならないものだ。

だからこそ失った市民の信頼を取り戻すためにも、
抜本的な改革をし、
具体的な成果を挙げていく必要がある。

▼HP業者との打ち合わせ

8月11日(土)

▼市議らとの懇親
市議やシンクタンク社員らとの懇親。

先日の選挙の結果、
今後の日本をお互いにあれこれ述べた。
「民主党が勝ったのではなく、自民党が負けた」
という点ではほぼ同じ認識だった。

現在の阿部政権がどこまで続くか。
これを跳ね返すことができるのか。
答えはなかなかでないまま、夜は更けていった。

8月13日

▼議員との懇談
行財政改革特別委員会の下準備。

▼スポーツ振興政策調査
スポーツ振興課職員に聞いた。

市長部局と教育委員会との2重行政の解消や、
振興策の優先順位付けなどについてなど。

さいたま市では現在、
「スポーツ振興計画」が進行中である(H17年3月策定)。
スポーツの持つ有効な作用を汲み、
「一市民一スポーツ」を掲げているのが特徴だ。

現在はまだ、
国が主導している計画作りから
少しづつ踏み出している段階だが、
いうまでも無くJリーグのチームを2つ持つなど、
サッカーによる振興は、
民間が主導している現状があり、
行政が補完的に関わることのできる好条件となっている。

私は個人的には、
武道をやっており、
サッカーの経験は学生時代だけで、
あまり詳しくはないが、
さいたま市内には、
すでにサッカーやフットサルの愛好者は数多く存在しているし、
市をホームタウンとする「浦和レッズ」は、
すでに世界のクラブチームと肩を並べている。

こうした状況から、
当面は、このサッカーを中心としたスポーツ振興を進める中で、
スポーツの普及をしていくことが妥当な線だろう。
スポーツ振興課もこうした認識だ。

その際には、
●もう一つのコミュニティやネットワークの形成
●介護予防
●健康維持
などのスポーツの持つ有効な作用を
念頭において進めることで振興策の厚みが出ると思われる。

▼法事…親戚一同懇親
親戚が一年に一、二度、親戚一同で集まり会食をする。
子どもたちも社会人となり、
社会の荒波にもまれている。
それでも人生を楽しむ姿勢がいい。

ところで今年87歳となる祖母は、
いまだほとんど病気にもならず、
現役で畑仕事などに精を出している。
そのコツは、体を動かすことと、
ストレスを常に発散していること、
だと思われる。

我が親族ながら、すごいことだと改めて思う。

8月14日

▼関東若手市議の会
・総会
・研修会
・懇親会

研修会では、
佐賀市長を勤めた木下氏による講演を聴いた。
木下氏は、何より具体的で、情熱的である。

既得権益を持つ各種団体の圧力と
闘いながらの任期であったという。

若手の議員の仲間たちとの懇談も、熱が入った。