• 「猫の手貸します」

この選挙においても、
市民の皆さんからの声は、
数多くいただきました。

その主なものを記載します。

          ★

■南浦和駅にエレベーターを
■南浦和駅駅立ちにて

これは複数の方から伺った。
現在存在するのは、
東西とも「上り」のエスカレーターだけ。

●ベビーカーを持って、
 大変な思いをしながら階段を下りる女性。
●エスカレーターにおいて、
 大掛かりな操作で駅員の協力で上るものの、
 必要以上に周りから目立ってしまう車椅子の方。
●下りの階段を、手すりにつかまりながら、
 慎重にゆっくりと降りる高齢者。

私が見た中でもこうした方々が多数、
階段を利用していた。

バリアフリー法もでき、
確かにハードの面での整備は
緊急課題の一つだと考えている。

ささやかながら、この点は胸にとどめ、
何らかの貢献がしたいと考えている。

ただ、一つだけが忘れられない印象に残っていることがある。

ある若い女性が大きな荷物を持って降りてきた。
続いて一段一段、ゆっくりと階段を降りる高齢の女性。

若い女性は高齢の女性が降りてくるのを
階段下でじっくりと待ち、その荷物を手渡した。

「ありがとうございました」高齢の女性の言葉である。

つまり、若い女性が高齢の女性の荷物を肩代わりしたのであった。
もちろんお互いはたまたま居合わせた他人同士。

困っている人を見たら手を差しのべること。
よく見ると所々で行なわれている。
これらは社会の潤滑油となりうる。

お金をかけずにできる
「手っ取り早いバリアフリー策」とも言えるものだ。

ハードを整備していくことと平行して、
私たちが心がけていくべき、
重要な視点なのではないかと思った。

■南区に総合病院を
■駅やメールなどで

これも古くからの要請としてあるものだ。
最近、ある出来事があって
身近な病院の存在の大切さを身にしみて感じた。

これに付随して、
「救急救命センターが必要」という声もあった。
「区役所なんて新設しなくてもいいから…」
という枕詞だった。

さいたま市全体のバランスで考えなければならないが、
誘致できる可能性や方法、
場所などを調べてみたいと思う。

■議員報酬の増額の件
■駅でのご意見

私は議員報酬の増額に「反対」の判断をした。

しかし、選挙期間中には「なぜ賛成したんだ」と、
問い詰められることが何軒かあった。
どうもある政党が発行したニュースにより、
誤解の下に理解されていたようだ。

厳しい財政状況の中、
市民はサービスが削減され、
負担が増額されている。

ならば公職にある議員は、
まずは身を削る姿勢を示すべきだったと今でも思う。
それが逆の結果となってしまった。

この件について、
何人もの方々に、私の判断が
誤って伝わっていたのは残念だった。

          ★

このほか、
●市長の交代を見越した市長選挙について
●政務調査費の透明性の向上
●盆栽を文化として尊重する声
●下水道を通してほしい
●高齢化・介護に向けてへの不安
●4年間の活動について、顔が見えない

などの声を聞いた。

選挙とは、これ以上なく
候補者と有権者と触れ合う機会だ。
お互いにこの機会を通じて成長する。

決して迎合するわけでもなく、
謙虚に耳を傾け、
自分の意見を率直に伝える。
そんなスタイルで選挙戦を闘ってきた。

反省点はあるが、
様々な立場の方々に集まっていただき、
いい選挙をできたと改めて実感している。