• 「猫の手貸します」

2月1日(木)

■午前
▼原稿書きほか
明大大学院のレポートがこの期に及んで3000字以上。
まだ授業が続くとともに、
2月議会も始まる。
そして4月は…。

■午後
▼無所属の会・会議

■夜
▼明大大学院「自治体経営」青山先生
ジョージタウン大のリボリ教授の講演。
教授は『あなたのTシャツはどこから来たのか』の著者。
(東洋経済)

その著作でのポイントを中心に
グローバリズムの真実に迫った。

教授はその著作で言う。
「貧困に見舞われている人々の苦しみは、
 市場の持つ危険によるのではなく、
 むしろ政治から阻害されて
 しまっていることから来るのだ」
「貧者を政治に組み込んでいくことに力を注ぐべき」

アメリカ国内でも、
●消費者はベストプロセス、
 つまり有機綿で従業員の福利厚生に優れたTシャツを買う。
 安いから買うと言うわけではない傾向に。
●企業もデスクロージャーをしたり、
 第3者がモニタリングの評価をしたり、
 という環境になりつつある。
という。教授はこれらの現象を好ましい傾向だと言った。

今、先進国と言われる国も、元は貧しい時代があった。
現在の厳しい貧困もこれを克服することができることを、
先進国は貧困国に伝えるべきである、
とリボリ教授は語った。

▼明大大学院生徒の懇談
青山先生の授業が最終のため懇談。

美術などの文化政策の今後や、
現場職員の過酷な現実など話題は尽きない。

生活保護担当、国民健康保険担当、
児童福祉司、民生委員、
産業廃棄物担当、保護司などなど、
現場の職員らは命をすり減らしながら
日常の業務をやっている現状がある。

そんな実態を、
現職に携わる自治体職員たちに聞くことができた。

現在の政策は、
弱者救済だけをすればいいという時代ではない。
もちろんこれを欠かすことはできないが、
滞納者や暴力的な相手に対し、
対策を採らねば制度は継続性を失うかもしれないし、
職員は危害を加えられてしまうかもしれない。

そんな現実を改めて知った。