• 「猫の手貸します」

1月12日(金)

■朝
●駅立ち(武蔵浦和駅西口)
市民レポート№35を配布。

■午前
●議会にて資料整理

■午後
●無所属の会・会議

●日経グローカルセミナー
 「地方分権実現への展望と課題」
  講師:増田寛也氏(岩手県知事)
増田氏はこの任期で退任することを明言している。
これまで改革派の知事として
時代の先端を走ってきた氏に敬意を表し、
セミナーに足を運んだ。

氏の話は岩手県の置かれた状況や
分権の具体的方向性を含め、
示唆に富んだものだった。

増田氏は、
三位一体改革は、
3兆円の税源移譲を実現したものの、
自治体間格差を生じるとともに、
国民全体に共感を得られず、
「中央と地方のお金の取り合い」
と受け取られてしまったと述べ、
地方分権の次なる改革へ向けて、
地方サイドの覚悟の必要性を説いた。

また、人口減少にすでに直面している岩手県では、
限界集落の維持などに向けて、
①コミュニティの力
②ICTの利用
③まちをコンパクトにする
ことの重要性をのべた。

首長に求められる資質としては、
「すべてを敵に回してでもやる」
という気概が無ければ、
地域の経済構造は変えることができない、
という趣旨のことを述べ、
改革の進め方については、
痛みの出口の灯りを示すことの重要性にも触れた。

とつとつと述べるが、
さすがに地方分権推進の
トップを走ってきただけあり、
増田氏の言葉には説得力があった。

■夜
●明大大学院「ガバナンス研究」中邨先生
世界的調査機関の世論調査によれば、
日本人の傾向は、
・政治家への信頼は失墜
・政府への信用も失墜
・役人への信用も失墜
しかし
・政府に頼りたい(自立したくない)
といったものだった。

●明大大学院「行政史研究」
戦前の内閣設立前後の状況について。
戦前、原敬内閣時など、
政党政治が主流だったときもあった。
官僚のポストは政権党が変わるごとにくるくる変わった。

●明大大学院の先生・生徒との懇親