• 「猫の手貸します」

10月26日(木)、午後、
さいたま市の子育て支援課の説明を受けた。

9月議会においては「家庭児童相談室」の
相談部屋のプライバシーの確保について質問した。
この質問を受け、局長が「調査する」との答弁。
調査した結果を当課職員が
説明に来てくれたというもの。

家庭児童相談室は各区に設置され、
さいたま市の中央区役所の隣りにある児童相談所と連携し、
各区で子育てのあらゆる相談を受ける
窓口的な役割を果たしている。

説明を受けた「相談室のプライバシー」の件は、
新設の区役所においては、
建設段階で相談室機能に様々な配慮がなされているのだが、
旧市役所の建物を使用している区役所では、
空調や安全性の関係で、
上部の壁の一部分を取り払っている。
ここから少し言葉が漏れている
可能性があるとのことであった。

担当職員には、プライバシーに最大限の
注意を払っていくことを確認した。

     ★

現在、子ども相談のセンター的役割を果たす児童相談所は、
相談件数は横ばいであるものの、
その相談内容の一件一件が複雑な内容となっている。

たとえば虐待の事例でも
多くは親に原因がある。
親を教育し更正しなければ
子どもが親元に戻れない。
しかし児童福祉司など専門家でも、
親を更正させることほど難しいことなはい。

こうした事例を多々抱えながら、
今日にも飛び込んでくる新たな相談に対処しているのが
児童相談所の現状である。

マスコミは子どもが亡くなるような
児童虐待事件が発覚すると、
児童相談所を目の敵にして批判するが、
批判だけでは本質的な改善はなされない。
その背景を深く掘り下げなければならない。

     ★

こうした状況を少しでも緩和し、
児童相談所がより役割を果たすことが
できるようにするためにも、
児童相談所はより困難なケースを扱い、
各区の家庭児童相談室は軽度の事例を扱う、
こんな役割分担が必要である。
そのためにも
家庭児童相談室の質の向上が求められている。

【政調費】
交通費(ガソリン代請求のうちの一部)