• 「猫の手貸します」

本日(11日)、さいたま市HPを見ていたら、
H19年度(次年度)の「予算編成方針」が出ていた。

予算編成方針

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今後の流れは以下の通り。
①各所管がこの方針に基づき財政課に対して予算要求。
②それを基にして各所管と財政課との間でやり取り(年末を目途に)。
③年明け1月中をめどに市長の判断が加えられる。
④2月中旬の2月議会に「予算案」として提出される。
⑤議会の予算特別委員会で審議される。
⑥本会議最終日に予算案が可決されれば正式な予算となる。
⑦4月1日より予算に基づき執行される。
⑧翌年3月31日に閉め、5月末に出納閉鎖され、
 監査委員会のチェックを受けた後、
 9月に議会の決算に付される。

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議会は①〜③の行政内部予算編成期間に平行して、
①のあたりで議会の各会派が「予算要望」を行なう。
それがどのように予算案に組み込まれたのかは、
④のころ、2月上旬の市長からの
「予算要望への回答」で示されることとなる。

私の所属する無所属の会でも「予算要望」を作成中だ。
予算編成権は市長、つまり行政のみが有している(地方自治法)。
そして予算の決定権は議会のみが有している(同法)。

行政が予算案を作成し、その案を議会が審議し決定する。
つまり、市長と議会多数派とが上手くいかない時には、
予算を決定することができず、
「暫定予算」で4月1日以降の行政運営を行なうケースもある。

私は、以前から、①〜③をできる限り、
リアルタイムで公開すべき、と提案してきた。
予算編成過程のお金の動きを公開することで、
公正さを担保することができると思われるからだ。
現在までのところ、検討中だと思われるが、実現していない。

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個人的には、議会の主体性の観点から、
議会が「行政に予算要望をする」
という言葉に違和感を覚える。
議会は予算を決定する機関である。
法的な仕組みとして予算の決定が
保障されているにもかかわらず、
行政の予算編成段階に議会が任意的に関与し、
「要望する」というのは、
相容れないような気がしてならないのだ。

しかし、これまでの流れもあるため、
この点を考慮しつつ、
議論を積み重ねていきたいと思っている。