• 「猫の手貸します」

昨日、視察の2日目。

この日は、
●午前中:京都市市民活動総合センター
        (ひと・まち交流館内)
●午後:哲学の道
●午後:京都市景観・まちづくりセンター
        (ひと・まち交流館内)

を回った。

■京都市市民活動総合センター

途中

京都市市民活動総合センターHP

■哲学の道
哲学の道(てつがくのみち)は京都市左京区にある
南禅寺付近から慈照寺(銀閣寺)までの遊歩道。

川の水は琵琶湖の疎水。
両岸に植栽が見事であり、
桜の春や紅葉の秋は多くの観光客を呼ぶ。

当初、「思索の小径」と呼ばれていたが、
哲学者・西田幾多郎がこの道を散策しながら
思索にふけったことから、この名がついたと言われる。
(以上『ウィキペディア(Wikipedia)』参照)

実際に歩いてみると、静かな道で、
物思いにふけるにはふさわしい環境だった。
川の流れもゆっくりで、透明の水中には魚の姿も。
少し歩くと神社やお寺に遭遇する。
うっそうとした森林が一層落ち着きをもたらす。

車がかろうじて通れるほどの側道も
舗装されずに砂利のままが返って風情を醸し出していた。
さいたま市には見沼や鴻沼といった用水が存在する。
そこに応用できないものか、
深く考えながら歩いた。

■京都市景観・まちづくりセンター

途中

京都市景観・まちづくりセンターHP

     ★

移動中、タクシー運転手に、
「祇園祭の存続が危機にある」との話を聞いた。
経済的な面、担い手の面などがその背景にある。
一運転手の話だから鵜呑みにはできないが、
歴史ある都市の深い悩みの一端を見る思いがした。

まちづくりセンターでお聞きした、
「京町家の保存」に向けた取り組みにも通じるものがある。
戦争での被害を受けず、
戦前からの有形・無形の遺産を
そのまま引き継いだ京都という都市。
外国人も訪れる
世界の「キョウト」の責任感は計り知れない。
(視察行程でも多くの外国人とすれ違った)

比較してさいたまには、
北区の盆栽町や岩槻区の歴史的な資産はあるが、
総じて新しい都市であり、
京都の特殊性を改めて感じた。