• 「猫の手貸します」

4月21日午後、さいたま市保健所(大宮区)を訪ね、
保健所職員より虫歯予防策などを聞いた。
無所属の会所属議員2名と計3人で伺った。

虫歯予防のためのフッ素の水道水への添加、
「フロリデーション」を視野に、
フッ素塗布についてお聞きした。

現在さいたま市では、
子どもが一定の年齢となった時、
希望者のみに塗布する。
「200円」の低額で、
歯にフッ素を塗布する事業を行なっている。

フッ素は歯磨きの後、
ブラシに大豆くらいの大きさのフッ素をとり、
それを歯に塗りつけていく。
終了後は、念のため、きれいにゆすぐ。

虫歯予防へのフッ素の効果は、
国際機関などから広く認められる。
さいたま市では、合併前の与野市が前から実施していた。
年々受ける市民が少なくなっているそうだ。

虫歯予防に向けての市民への啓発が必要であり、
ここが当面の虫歯予防策の中心であると理解した。

それでも、虫歯になる数自体は、少しづつ減っており、
保健所のこれまでの取り組みの効果が出てきているようだ。

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水道水への添加を行ない、
虫歯予防に資するという試みの
フロリデーション。

導入には住民の合意が不可欠となる。
私は勉強中であることを前提にして、
フロリデーションを前向きに捉えているが、
まだまだ住民のコンセンサスを得る段階に
至っていないのかもしれない。

どこかのスローガンではないけれど、
「健康は歯から」「人生は歯から」
などと歯の治療に通う当事者としては思っている。

子どもの歯は、0歳から15才位までに、
フッ素の塗布をするのがよいそうだ。
永久歯に生え変わり始めが、
歯にとって最も危険な時だそうである。

なるべく虫歯の知識を家庭に知ってもらい、
そこからの実践を積み重ねることこそ、
いま大切なことだと感じた。

さいたま市HP 保険所