• 「猫の手貸します」

昨日夜、改革日本という団体の会合に参加した。
内容はライブドア問題について。
スピーカーが口火を切り、
後ほど参加者同士の議論の場を設けるという手順。

ライブドア問題とは何だったのか。

お互いの意見交換では、
堀江氏ほか逮捕された者の犯罪は、
司直の推移を見守ることを前提とした。
堀江氏の本質的問題、もしくは堀江現象とは何か、
を様々な立場の肩書きを持つ者
同士で意見交換をした。

堀江氏がその行動により、
閉塞感を打破しようとしていた姿勢には、
一定の国民が支持をしていた。

それは堀江氏がフリーターのような立場から
多大な資産を所有する立場に若くしてなったこと、
また、プロ野球・球団「近鉄」
の買収に乗り出したこと、
さらにはフジテレビの買収や、
衆議院選挙において、亀井氏という
「抵抗勢力」の選挙区での立候補をしたこと。

こうした行為が、
堀江氏の評価を高め、
ライブドアの価値を高めていった。

もしかしたら、
堀江氏は走り続けなければ
ならない立場にいたのではないか、
との意見が参加者から出された。

つまり、経営者として、自ら広告塔となり、
社会の閉塞感をもたらしていると思われる
旧体制に対して果敢に挑戦するという構図を
メディアを通じて演出する。
これが一貫した彼の行動の特徴だったのではないか。

彼の批判勢力にも様々な人がいた。
典型は読売の会長。
社会の古い体質を維持しようという人たちは、
堀江氏の行動を良しとは思っていなかっただろう。
こうした人たちが、
堀江氏逮捕の報を、
安堵の気持ちで受け止めたのではないか。

ただ、彼の逮捕で若者の新規参入が
妨げられたわけではない。
社会の古い体質、新陳代謝を妨げる体質は、
確実に打開され、壊されなければならないし、
その方向性に確実に進んでいる、
という見解が参加者からは示された。

改革日本HP