• 「猫の手貸します」

『森本毅郎・スタンバイ!』
http://www.tbs.co.jp/radio/stand-by/
朝6時30分からのTBSラジオの看板番組だ。
4月10日の放送において、
たびたび「さいたま市」が取り上げられた。
メディアで取り上げられるのは、
決まってネガティブなニュースだから身構えていた。
すると。
「さいたま市が救急車の出動など行政コストを公表する」
という内容のニュース。
さいたま市の見える化の取り組みが、
辛口のコメンテーターから、
いい意味で評価されていたのである。
さて。
私は「納税者主義」を掲げ、
議会の中で行政改革を進める主体となる、
と有権者に約束して議会に送っていただいている。
だから厳しい目で、
さいたま市の行政改革の取り組みについて、
見てきたつもりだ。
清水市長を応援したのも、
行政改革を進めることを前面に掲げていたからだ。
その私から見ても、
今、進行中の改革は前向きに評価できる。
特筆すべきは、先程のラジオに出た件も含め以下2点。
●行政コストの提示●
http://www.city.saitama.jp/www/contents/1331536064469/index.html
行政サービスを実施する際の総コストという観点から、
税金の使われ方を「見える化」するために、
「行政サービスコストの提示」を試行。
行政の見える化は、
行政改革の何よりの最優先事項だ。
なるべく情報を出したがらない行政、
を返上していくと思わせる前向きな取り組みである。
閲覧者のためのアンケートもあるので、
ぜひHPにアクセスしご意見を。
●公共施設マネジメント計画●
http://www.city.saitama.jp/www/contents/1332851344598/index.html
学校や公民館など、市の公共施設の多くは
高度成長時代に大量に作られたが、
そろそろ耐用年数を迎える。
しかし、膨大なお金をかけて、
すべてを建て替えるだけの財源は確保できそうもない。
今から市の保有する施設を管理し、
将来を見据えてコントロールしていく、
という計画である。
現在はまだ「総論」の段階。
これから「各論」の個別の施設の
取り扱いを決める段階に入る。
行政改革は「総論賛成、各論反対」といわれるが、
まさにそれを地で行くこととなるだろう。
個別具体の施設の廃止や統廃合を決断する時もあるだろう。
その際には、利用者からの激しい反対に
直面するケースも想定されるが、
意見には真摯に耳を傾け尊重しつつ、
進めるべき改革は時を逸しないよう着手すべきだろう。
現在、パブリックコメントを募集しているので、
ぜひご意見を挙げていただきたい。
詳細はHPにアクセスを。