• 変わらず ブレず 前へ 未来へ。

5月臨時議会が閉会した。
5月1日に今任期がスタート。
その次の日の5月2日、
そして10日、11日の3日間にわたり行なわれた。
以下、この議会の報告である。
■議長・副議長の選出
任期切れをもって
全ての議員はいったん失職する。
だから新任期はマッサラな状態から始まる。
議会の進行は、
議長の存在なくしてあり得ないので、
議会は最初に議長の選出から始まるのである。
さいたま市議会は
議長に、中山欽哉議員
副議長に中島隆一議員
(両者とも自民党)
が就任した。
ちなみに、議長選出までの議長の役割は、
最年長者が務めることとルール上なっている。
■北村議員の辞職
唐突、であった。
5月3日の朝刊を読んで、
北村議員(当時)から辞職願いが、
議長宛てに提出された事実を初めて知った。
5月2日の議会終了後に提出されたという。
以来、新聞報道を通じてしか、
理由を知るすべはなかったが、
どうやら公職選挙法違反が理由のようだ。
選挙の事前・事後において、
投票を依頼する文章を直接配布したという。
文書の内容や政治活動、選挙活動には、
明確な制限がある。
グレーゾーンに位置する条文は、
それぞれの法規の解釈で工夫の余地があるが、
北村氏の件は明らかな「黒」の領域のものであった。
ミスや軽微なものとはいえないような、
逸脱したあってはなならない違反である。
本人が認めているとのことだから、
間違いないことなのだろう。
警察は5月6日に「書類送検」している。
私も辞職の経験があり、
人一倍、議員の身分は大変重いものだ、
と認識しているが、
この件は辞職に賛成以外の選択肢はない。
北村氏の辞職は、
「異議なく」全議員の賛成で認められた。
選挙した岩槻区民の思いはどんなものだろう。
さて。
この件に関し、
ある議員の発言に耳を疑った。
「政治倫理の北村だ」という言葉であった。
政治倫理に反している、ということではない。
政治的倫理を持っている、
という意味での発言であった。
この言葉。
北村議員の辞職は、まだ書類送検の段階であり、
起訴されたわけでもなく、
裁判で有罪となった段階でもないのに、
この時点で辞職するのは潔い、
という文脈で語られた。
確かに警察はあくまで行政機関の一部にすぎないから、
司法の判決以外に違反かどうかの判断はなされない。
ただ。
警察も、こと選挙については、
選挙妨害に配慮して動くとのことで、
よほどの確証がないままには
安易な動きはしないようだ。
その警察が見過ごすことのできない、
あってはならない公職選挙法違反の事実があり、
それを北村氏自らが認め、
辞職をしたのがこの間の一連の動きである。
このどこに政治的倫理があるのか。
余りに無神経なこの発言は、
市議会そのものが、こうした事を容認している、
と有権者に誤解を与えかねないものと憂慮している。
■東日本大震災関係
通常、任期最初の臨時議会は、
正副議長を決めるなど人事が主な内容となるが、
今回は異なる。
東日本大震災関係の
緊急質問や議案審議がおこなわれた。
さいたま市でも直接・間接に、
大きく関わりのあることで、
議会で時間を割くのは当然のことである。
市長から提案された補正予算の議案など7件の議案はすべて賛成。
これは市内の被災した公共施設の修繕費などである。
また緊急質問では、
私は会派の代表として登壇し、
震災関連の質問を行った。
別項に質疑と答弁の抜粋を記したい。
当面、防災が市政の大きな課題となる、
と強く実感する議会だった。
■政局的争い、統一地方選の結果から
市長が立ち上げ代表を務める埼玉改援隊。
この団体の事前、選挙時の活動をめぐり、
議会から質問が出された。
先日の統一地方選挙は「市長の信任を問う選挙だ」。
質問に立った議員からは、
明らかに政局的な観点からの、
つまり市長選挙の余波、
新市長誕生の余波の流れに立つ発言が見られた。
選挙違反に疑いをめぐるやり取りがあったが、
私は質問と答弁を聞いている範囲では、
確かに疑わしいものもあったが、
明確な違反とは認められなかった。
いずれにしても判断は司法がすべきもので、
議会で具体的な公選法違反の判断を求めるのは、
いかがなものかと思う。
市民の議会と言うならば、
この時間はあまり意義ある時間とは、
言えないのではないか。
どうも議会での政局的なやり取りは、
建設的な時間の使い方とは思えず違和感がある。
そもそも。
改援隊の設立自体が政局的なものであり、
私は当初から興味はなく、汲みしなかった。
その一方。
それをめぐる議会サイドのやり取りにも、
私は深入りはしなかったし、
今後もしないつもりだ。
私は、どんなに選挙で厳しくとも、
市長に応援要請をしようとは思わなかった。
それは市長を監視するべき立場に立つものとして、
一貫性が揺らぐ可能性があると認識したからだ。
私は市民に立脚した「市議会議員」である。
いくら応援した市長であっても、
すべきことを停滞させたならば、
いつでも厳しい言葉を投げかける
準備をしておかなければならない。
組織や団体に依存しない、
厳しい選挙にもかかわらず、
多くの方に支えていただき、
結果、議会に送っていただいた。
この責任は重い。
日本全体が危機的な状況、
そして大きな転換期を迎えた今、
大局的視点で実態を動かす作業に
携わっていきたいものだ。
■新会派「改革フォーラム」
会派結成後初めての議会だった。
慣れない面もあり、
7人の議員で頻繁に会議を行ない、
意思疎通を図ってきた。
この議会はまずまずの無難な滑り出しと言えよう。
幹事長という重責についた以上、
その責任をしっかり果たしていきたいと思う。
■私の所属委員会
私の所属委員会等は以下の通り。
文教常任委員会
…学校教育・生涯教育など
決算・行政評価特別委員会
…決算に加え、新たに行政評価を議会独自で行なう
大都市行財政制度特別委員会(副委員長)
…大都市制度などを主に取り扱う委員会