• 「猫の手貸します」

埼玉国際ビジネスセンター主催の、
真田幸光愛知淑徳大教授の講演会に参加。
真田教授の講演は、少々忙しくとも、
わざわざ足を運ぶ価値のあるもので、
ここのところ参加させていただいている。
豊富な人脈から導き出される
経済や政治の的確で奥深い分析には、
いつも気付きをいただいている。
今回は「韓国企業躍進の背景」について紹介する。
現代自動車、サムソンなど、
韓国企業の世界的な躍進が目覚ましい。
まずは「ウォン安」がある。
これはアメリカのバックアップがあると思われる。
それを差し引いて、
韓国国内の要因としてあげられるのが次の4点。
●1997年のアジア通貨危機で膿みを出した。
 現在残るのは強い企業のみである。
●国内のマーケットが狭いため、
 自ずと国際化する。特に人材育成面。
●トップダウンの経営体制。
 といっても、トップの周辺に専門的経営者がいて、
 このフィルターを通して決断をしている。
●産学官に金融が連携している。
以上だが、日本社会にも教訓となる事項だと考える。