• 「猫の手貸します」

私を支持してくださった方が亡くなった。
70歳。突然の、動脈瘤破裂による死だった。
これまでいくつかの通夜に参列してきたが、
これほど鼻をすする声が耳に入るのも珍しい。
これは突然の死を受け入れられない、
という想いとともに、
生前、気配りで人を惹きつけてやまなかった
故人への想いの裏返しでもあるのだろう。
それにしても人の死に接するたびに教えられる。
生きている時間、つまり今こそ大切なのだ、と。
改めて、深くこだわり続けて生きていきたい。
安らかにお眠りください。