市長の改革の象徴的なもの。
行政改革、まずは自ら始める。
そんな市長の意気込みを感じるのが、
天下りの全廃。
正確には、国の天下りとは若干異なるが、
公務員が定年退職して、
公務員であるがために市出資の外郭団体の役職に、
優先的に再就職する構造は、
国の天下りと同様である。
前市長時代、
私は何度か見直しの質問をしたことがあるが、
「外郭団体が要請している」
という言葉で逃げられ、
それ以上追求することができなかった。
このテーマは、職員幹部にかかわる問題であり、
議会サイドからもむしろ幹部を
おもんばかった言葉が公式な場で出るほど、
着手することが困難なテーマであった。
4月1日からの人事が公表されている。
市長は、この人事からは、
こうした慣例を一気に全廃した。
本気で行政改革を進めようという意思を感じている。