豊岡市の代名詞は何と言っても、コウノトリ。この取組は、当初多くの住民に厳しい目を向けられるなど、向かい風の中からはじまった。それもコツコツと、少しづつ進められてきたものだ。第一人者の松島さんからも当時のことから今のことまでの話を聞く。市長の言葉が印象に残る。
人間はせいぜい生きても100年である。死を考えれば、不安はます。歴史的な継続性は、その不安を取り除き安らぎを与える。前の大昔から継続してきた。コウノトリを呼び戻すのもその一環である。
そんな話だった。つまりコウノトリを呼び戻す取り組みは、単なる一過性で思い付きの政策ではなく、歴史の一部で捉らえる長期的な視点を、その背景に持っている。
詳細は省くが、この取り組みに関わった人達のドラマが伝わってきた。
コウノトリが生息するということは、受け入れる田に多様な生物が存在していることが大切である。農薬は直ちにとりやめなければならなかった。こうしてブランド米ができ、今は大変な売れ行きだという。
コウノトリの取組はまだまだ続く。