1945年。
いまから64年前。
8月6日、8時15分。
広島の上空を爆撃機エノラゲイが、
一つの爆弾を落とした。
戦時下とはいえ、
一般生活を営んでいた広島のまちは、
強烈な閃光と暴風に包まれた。
その直後の世界は、
その少し前のまちの姿とは一変した。
その被害は、
そこに生きていた人たちにはとどまらなかった。
戦後に生まれた貞子さんは、
中学にして白血病を発症。
千羽鶴の思いもむなしく命を失った。
長崎のケースも含め、
こうした経験を歴史に内包している日本。
我が国こそ、この核の問題に重要な役割を果たす資格がある。
オバマ大統領の国際社会に向けた発言は、
胸を打つものだった。
小国が核開発を進める不安が残る中、
歴史の転換を期待させる言動。
一年に一度は、
この課題を直視したいものだ。