• 「猫の手貸します」

帰国の日である。
(となってしまった…というような少し残念な気持ち)

朝は9時30分に集合。
JFK空港まで約40分。
搭乗手続きの最終時間が11時30分だから、
充分すぎるくらいの余裕である。

お世話になった方々の送り迎えを受け、
挨拶を済ませ、タクシーに乗る。

迎えに来たのは高級なタクシーだが、
通常料金である。
月曜の朝は普通のタクシーが出張ってしまい、
一方で高級車の出番が無いようで、
このようなことになったようだ。

帰国の途に着いた同行者同士で
「もう少し居たかったですね…」と、
今回の視察を振り返っていると、
どうも外が騒がしい。

事故が起きたようで、
パトカーや消防車が行き交う。
そのうち、私たちの乗ったタクシーが、
速度を上げ出した。どうも運転が荒い。
「ムムッ!これはさっき見た景色だが…」
同じ景色が繰り返される。

運転手によれば、
わたる予定だった橋で車の事故があり、
車が炎上している(「ファイヤー」と聞こえた)。
そのルートではないところを模索している、
と言うことである。

一行は一時騒然となった。
搭乗時間に間に合わない場合、
チケットの保障はどうなるのか。
飛行会社などに搭乗手続きに遅れる可能性や、
日本の航空会社の担当者へのコンタクトを試みる。

結果的には、トンネルのルートを通り、
15分前に空港に到着。
事なきを得た。

12時すぎに飛行機に乗る。
数日前、アメリカ国内線で、
約50名の方が亡くなった墜落事故があったばかりだ。
窓側に座った私は、
覚悟を決め、雑誌や書物などに目を通し、離陸に備えた。

以外に恐怖感は払拭されており、
10時間はそれほど苦痛の時間ではなかった。
正確に言えば、
すぐに眠りについてしまったということなのだが…。

日本時間で15時30分ごろ、成田着。
大きなトラブルもなく、
無事に視察が終わった。

有意義な視察であった。

〈2006.8.29(日本)〉

      ★

今回の視察については、
レポートが出来しだい、
随時アップしています。

「その②」までは、
現地のホテルに供えてあったLANで
ブログの更新が可能でしたが、
その③以降は、現地でメモを作成したものの、
LAN接続の不具合が生じ、
結局、帰国後にアップしています。

そんなことでメモの末端には、
基本的に作成日を記しています。

こうした状況のため、
順不同で見えにくくなっている
ことをご容赦ください。

また、写真も準備が出来しだい、
徐々にアップしていきます。
すでにアップしている文章と、
合わせてご覧いただけましたら幸いです。

帰国早々、9月議会の準備などで、
あわただしい毎日を送っているところです。