• 「猫の手貸します」

本日午後、歯医者へ。

本日は
①前歯の差し歯の差し替えのため、
 仮歯への置き換え
②歯の掃除

■①差し歯
話は小学4年生にさかのぼる。
弟と格闘していた時、
その頭に私のあご攻撃をした際に、
下の前歯がポロリと落ちた。
せっかく生えてきた永久歯と
早々におさらばすることとなった。

問題は半分ポキリと折れた点にあった。
次の日すぐに歯医者へ。
(以前お伝えした「問答無用」系の歯医者)

「アー神経がむき出しだね」
との落ち着いた声の後、
「ちょっと痛いよ」という言葉。

この「ちょっと」を「ほんのちょっと」と解釈し、
我慢だ、と安座していた少年の私は、
次の瞬間、
心の底から目を覚ますこととなる。
体中に電気が走ったのでした。

麻酔もないまま、
先の尖った器具で一刺しであった。
見事に抜けた! けれども、
歯医者の「ちょっと」は
過分に計算しておかねばならない、
との教訓を得ることこととなった。

それから約25年の歳月がすぎ、
この差し歯も先端が削れ、
まるで虫歯になったようだ。

今回の虫歯の治療を機に
ついでにこれも取り変えることにしたのである。

よく考えると、
一時の痛みは大変なものだったが、
25年間もまったくグラつくこともないように、
しっかり差し歯を備えてくださった、
ということになろう。
あの歯医者は、実は「スゴ腕」なのである。
思わず「赤ひげ」を思い浮かべた。

今回はこの差し歯を取り外す作業
と空きの部分に仮歯を備える作業。
次回以降、この仮歯を差し歯と置き換える。

■②掃除
歯茎から血が出ると言う。
「夜歯磨きをしない日があって…」
と言うと、
「それはよくないですね」
と言われた。

最近、夜に懇談をするケースが少なくなく、
帰ったらすぐ寝てしまう日も数日あった。
歯茎に優しくない生活をしていたようだ。

   ★   ★   ★

そして痛みもないまま、
本日の歯医者の日程は過ぎていった。