• 「猫の手貸します」

昨日(20日)夜、関西学院大丸の内講座に参加。
テーマは「今こそ問われる政治の役割」で、
全6回シリーズの1回目。
パレスビルで行なわれた。

今回の講師は福岡政行氏(白鴎大教授)。
話は、
1.現在の時代の特徴
2.先日の選挙の分析とポスト小泉
3.今後の政治の行方

が主な内容。

福岡氏による
人脈を駆使した経験から導かれる話は、
細部にわたり、
鋭い洞察とともに大変参考になった。

以下、講義メモ。

1.現在の社会状況

①日本は大金余り時代だ
・郵政民営化
・退職金
・外資…アラブマネー
合計700兆円が日本に存在する。
大買収時代となる。

②人口減少社会
古今東西、人口減少で豊になった国はない。
「勝ち組」「負け組」2極分化が進む。
地域的にも、東京から名古屋の圏域を除くと、
勝ち組ではない。

③リーダーの覚悟が選挙結果に
先日の選挙では、
小泉首相の覚悟が結果に結びついた。

④大連立の可能性…前原民主党
小泉首相は民主党との連立を考えている。
これにより消費税導入と公務員改革を解決したい。
2年度の参議院選で民主党が勝つと、
大連立もありえるのではないか。

⑤日中問題
外交は袋小路にある。靖国など。

2.先日の選挙の分析とポスト小泉

①9-11選挙の結果について
日本人は「ズルイ」国民か? 勝ち馬に乗っている。
負け戦でも戦うという根性がなくなっているのでは?
郵政賛成と反対の得票総数で比べると、反対のほうが上回る。
自民党圧勝の要因は、大都市・女性・若者の支持による。
地方ほど自民が負けた。

②ポスト小泉
麻生・谷垣は内閣への再登用があれば可能性はある。
しかしどちらも確実ではない。
福田は日中関係を円滑にするが、芽はないだろう。
安部も次にやるつもりはないだろう。
竹中・小池などもいるが、
ポスト小泉は今のところいない。

3.今後の政治の行方

①借金大国日本の改革。消費税の導入。
②増税前の公務員改革
③中国との関係

この3点が今後の政治の中心。