八田與一という偉人がいる。
このような我々日本人が誇る人が
存在していたことに無知だったことを悔やむとともに、
台湾の人々が過去の恩を決して忘れず、
今も大切に心にとどめていることを知った。
八田與一については、
日本の統治下の台湾で、
鳥頭山ダムやその周辺の水路の建設など
遺産を残した技師である。
戦時に船が撃沈され56歳で亡くなるまでの32年、
台湾のインフラ整備に責任者として従事した。
しかし、今でも大切にされているのは、
単に今でも当ダムが使用されているというだけではなく、
台湾人を見下すことなく、
大切に付き合ったという人間的側面もあるのだろう。
台湾の大使館の役割を果たす
台湾駐日経済文化代表処で、
八田與一展が開催されていることを知り、
是が非でも見ておきたかった。
さて。
5月17日から22日まで、
「世界中で最も親日的」、
と言われる台湾を訪問する。
この八田の功績に触れるとともに、
自治体の要人や大型開発現場を訪問し説明を受けるなど、
目一杯の予定が組まれている。
今回はさいたま市政に関する直接の視察ではないので、
私費での視察であるが、
日本人として歴史認識を再確認したり、
台湾の現状を目の当たりにする有意義なものとなるだろう。
後程報告したい。