• 変わらず ブレず 前へ 未来へ。

社民党を離党し、
しばらく無所属の立場で政府に協力していた辻元議員が、
民主党入りするという。
この辻元議員の民主党入りについては、
詳細を承知していないことから、ここでは触れない。
この件についてコメントした、
社民党の福島瑞穂党首が発した言葉に違和感があったので、
それについて記したい。
「これまで応援してくれた人たちを裏切る行為だ。
 理念よりも権力に近寄る方を選択した」
(2011年9月9日07時45分 読売新聞)
福島党首はこうコメントしたという。
前段は、確かに支持者にそう見られることもあるだろうから、
支持者に対する説明を丁寧にすることが必要だろう。
違和感は、後段である。
「権力に近寄る」と言う。
が、国会議員であるということは、
すでに権力の立場にあるのではないのだろうか。
つまり福島党首自身も権力者の一人ではないか、
ということである。
その自覚を欠いているのではないか。
もちろん、福島党首は、
立場上、辻元氏への何らかの批判的な物言いを
しななければならなかったのだろうことは推測できる。
それを差し引いても。
「理念」を大切にすることはその通りだが、
政治家は「批判者」や「評論家」ではない。
政治家は「担い手」なのである。
選挙により権力を「民」から与えられた権力者なのだ。
もちろん、選挙結果による勢力図によって、
与党や野党の行動形態は変わってくることも理解している。
しかし、いくら少数でも、自らが担い手であること、
つまり権力者であることを、
政治家は忘れてはならないと考える。
政治家であるということは、
常に命にかかわる案件を扱うこととなる。
少数派であれ、現実の政治のフィールドに居る立場だ。
どう権力が行使されることが望ましいのか、
という視点からの建設的な提案をすべき立場にある。
旧社会党、そして社民党、共産党に加え、
現在の政権党・民主党も、野党時代、この視点を欠いていたのではないか。
それが現在の政権を担う立場に立った際、準備不足だった、
と言われ不安定な政権運営を余儀なくされている要因なのだろう。
繰り返すが、政治家は自らが権力者であることを
自覚しておかなければならないと思う。
無所属であっても、市政の責任者であり、担い手の一人である、
と自分にも改めて言い聞かせているところだ。