大きな被害を受けた陸前高田市にある、
「あすなろホーム」を訪問。
ここは社会福祉法人燦々会が主宰。
障害者の「就労移行支援・就労継続支援」
のための施設である。
施設は海から離れ、高台にあるため、
津波による被害は受けなかった。
ただ、庭が地震による地割れの被害を受けたし、
津波が麓まで迫り轟音を巻き起こして、
しぶきをあげた光景を目にしたそうだ。
施設利用者のうち3名ほど犠牲者がでたが、
残りは、作業をしており、施設に残った。
親族が迎えに来るまで、
数日間、
この施設にとどまった障害者もいた。
今はとにかく、仕事がなくなった。
地震前までは、地域の経済人たちに
仕事を回してもらっていた。
いまはその経済人たちが自ら被災し、
壊滅的な被害を受けている中、
障害者の仕事は激減してしまった。
現在は、目処がついていないようだが、
地域経済の早期の復興が期待されている。