海沿いの田んぼの広がる平らな土地。 震災前はさぞかし穏やかな光景が広がっていただろう。 電車の車両の残骸には、 自然の猛烈な威力をまざまざと見せつけられ、 絶望的な気持ちとなる。 遠くから流されたのだろう、付近には線路はないのだ。 どこまでいっても瓦礫と泥の光景が続いていた。 埃が舞うのを防ぐため、散水車が道路に水をまいていた。
土井裕之 さいたま市議会議員(南区選出)